麻鈴史

APU生のわたしが感じたことを忘れないための覚え書きブログ。コメントお待ちしてます😊

留学生活日記① 《Singapore Management University》

 

わたしの留学先、シンガポールマネジメント大学(SMU)について簡単に紹介したいと思います。APUからSMUに留学するための校内選考の条件は、GPA3.0以上、IELTS6.5またはTOEFL iBT80以上です。TOEFL iTPのスコアは、校内選考では使えますが、実際に校内選考が通った後にSMUに提出する際は認められませんので、SMUを考えている人は早めにIELTSまたはiBTに切り替えて勉強をすることを強くお勧めします。ここまでは、学内の方なら調べればすぐに出てくる情報!ということで、実生活についてです。

 

実際の生活はどうですか?という後輩からの質問もたくさんあったのでまとめて書いてみたいと思います。まず、お家の心配をする人がたくさんいますが、わたしは自分でホームステイ先を探して間貸という形でホームステイをさせてもらっています。SMUには学生寮が無く、ホステルになるので、きちっと整備されていない割に家賃が高いというのが問題でした。なので、もしも知り合いの方などがいたら現地の方のお家でホームステイをさせてもらうというのはいい経験かもしれません。なかなか見ることのできない内側を見ることができます😊

 

SMUは、綺麗で集中できる5階建て図書館に、半円(三日月型)の教室、学校の周りにオフィスビルが並び、カフェやご飯を食べるところもたくさんあります。山の上に孤高にそびえ立つAPUとは大きく違います。大学に直結した駅があり、観光客の方や、サラリーマンの方々も多く利用しています。

 

SMUの学生は、1コマ3時間15分で週に4コマ前後を受講するのが主流です。1クラスに約40名、三日月型の教室で学習していきます。教員が一方的に話すというより、色々な視覚教材を使ったり、事前に読んできた記事について、話し合いながら理解を深めていくというスタイルがほとんどです。日本の大学の様にテスト前の勉強だけでなんとか乗り切れる!というのとは訳がちがいます。 40人しかいないので、正直逃げられません。先生は、1人1人の名前を覚えています。3時間15分という長時間の講義で集中力が切れてきた頃に、『Marin ! 日本のメディアはこの問題どう取り上げているの?』と突然聞かれたりします。ぎくっとしますが、みんなの視線が集まり、私は手に汗握ります。『に、にほんではね、、、』と恐る恐る日本の代表としてお話しをしますが、あまりに知らないことが多すぎて、専門のカバーする範囲が広すぎて常に慌てているというのが現状です。インターネットのある便利な時代に留学できていることに感謝です。わからないことがあってもすぐに調べると日本語で情報が出てくる。本当にGoogleさんにはお世話になりっぱなしです。

中間テストや期末テストはもちろんSMUにもありますが、一番手間と時間をかけるのがグループプロジェクトです。4〜6人くらいのグループを組み、レポートを作成し、プレゼンテーションを行います。レポートの枚数を聞いて驚きます。私も初めに聞いた時、腰が抜けるかと思いました。当たり前のように、添付資料も含め30〜50ページのレポートを提出するんです。日本だと普通はグループレポートでも10〜15枚とかですよね。これには本当に驚きました。読んでみたいという方がいたらご連絡ください。サンプルをお見せできます。とにかくここの学生は頭がいい。頭がいいのに、夜の10時くらいまで図書館は学生で溢れかえっています。ということは私は24時間やっても追いつけないということですね。


私がもう一つ驚いたことは、PPTやExcel、フォトショップなどをみんなが使いこなしていることです。日本でもPPTはよく使いますよね。APUでも使うのですが、驚くべきはデザイン性の高さです。すごく見やすく、絵を使ったり、とにかく上手なのです。Excelも当たり前のように使います。

LPモデリングや会計報告書などを、ぱぱっとあっという間に作るんです。正直、日本の同世代では、商業高校卒業している子やITの専門学校に行っていた子達くらいしか使いこなせているイメージがないのが現実。シンガポールでは子供の時から使い方を習うみたいで、全員できます。日本では、会計や経済学などを勉強しても、実際に会社に入ってから作らなければいけないであろう資料の基本的な作り方を学校では教えていないんだなと、自分で勉強しないといけないんだなと思い焦りを感じています。授業内でも、実用的な方法を使って学生に教えてくれるともっと日本もレベルが上がっていくのかなと日々感じるところです。

 

大変そうに感じると思いますが、息抜きに大好きなドラマを見たり、アイドルの動画を見て幸せな気分になったり、映画を見に行ったり、友人と電話したり、ご飯に行ったり、そういう時間も十分取れます。APUにいたら分刻みで毎日切り詰めていましたが、ここにきたら勉強以外することがないので、時間の使い方がある意味すごく難しいです。何をしていいかわからないこともあります。そんなこんなで始めたのがこのブログでもあります。留学生活残り62日。悔いの残らぬよう、図書館と友達になって乗り切りたいと思います。